風俗には表と裏の顔があり、裏の顔は「裏風俗」と呼ばれています。
中には、裏風俗の存在を知り、「裏風俗って楽しそう」「自分もしてみたい」と興味を抱く人もいるでしょう。
結論、裏風俗は危険な遊び場なのでおすすめしません。快感やスリルを求めて利用すると、トラブルに巻き込まれ、危険な目に遭う恐れも。
今回は、裏風俗の種類や危険性を解説します。安全に夜遊びするコツもまとめていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
裏風俗と一般的な風俗の違いとは?
裏風俗と一般的な風俗の違いは、「営業許可の届け出をしている」かどうかです。
性サービスを目的としている風俗店は、風営法により各都道府県公安委員会に営業許可の届け出をして営業することを義務づけられています。
風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律):善良の風俗と清浄な風俗環境を保持し、及び少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため、風俗営業に関する営業時間、営業区域等を制限し、年少者(18歳未満)の立ち入りを規制することにより、風俗業務の適正化を図ることを目的としている
引用:e-Gov法令検索「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和二十三年法律第百二十二号)」
裏風俗とは、国に営業許可の届け出をしていない違法風俗店のことです。安い料金で本番行為ができ、快感やスリルを味わえるため、軽い気持ちで裏風俗に手を出してしまう方もいるようです。
裏風俗店は日本各地に存在し、居酒屋や繁華街のキャッチに紛れて集客したり、掲示板の口コミで集客したりしています。
一方、一般的な風俗店では、法律に則って本番行為を禁止しています。キャッチ行為も行わず、公式サイトを作ったり風俗ポータルサイトに掲載したりすることで集客しています。
裏風俗の種類
裏風俗には、以下のような種類があります。
【裏風俗の主な種類】
・立ちんぼ
・本番サロン
・チャイエス
・援デリ
・デートクラブ など
それぞれ特徴が違うため、注意が必要です。
立ちんぼ
立ちんぼとは、ホテル街や路上で客引きをしている売春婦のことです。客引きをした男性と本番行為をして、引き換えにお金をもらいます。
立ちんぼ女性は、自分から声をかけるのではなく、男性から声を掛けられるまで待つ「ナンパ待ちスタイル」が特徴的です。
本番行為では、キスやハグなど愛のある行為は少なく、手早く挿入させるケースがほとんどで、淡々とした行為だと感じる人も。
また、立ちんぼは外国人が多く、東京や名古屋、大阪といった大都市に存在します。
警察官が売春行為である立ちんぼに注目し、見回りパトロールを強化しているため、逮捕されたニュースも珍しくありません。
▼立ちんぼをもっと詳しく解説▼
立ちんぼとは?逮捕や性病のリスクなど遊んだ場合の危険性も解説
本番サロン(本サロ)
本番サロンとは、オプション追加で本番行為ができるお店のことです。表からは通常のピンクサロンに見えます。
ピンクサロンは、女性店員がフェラチオや手コキで射精させる性サービス店。ピンクサロンでの本番行為は、法律で禁じられています。
堂々と「本番行為ができる」と宣伝できないため、一般的なピンクサロンに紛れて本番行為を行っているのです。しかし、2004年以降に警察による大規模な本番サロンの摘発が全国的に行われ、本番サロンは少なくなりました。
最近も違法店として摘発される本番サロンのお店は多く、壊滅状態です。
チャイエス
チャイエスとは「チャイニーズエステ」の略で、アジア系女性セラピストがマッサージしてくれる男性向けエステのことです。
チャイエスにはさまざまな種類があり、中国式や韓国式、台湾式、タイ式があります。それぞれ施術方法が違い、自分の好みに合わせて利用可能です。
・中国式エステ
指圧やオイルマッサージで血流やリンパの流れを整える。泡洗体(※1)あり
・韓国式エステ
アカスリで古い角質や老廃物を落とし、ツルツルな肌にさせる。足踏みマッサージや指圧、整体、泡洗体あり
・台湾式エステ
足ツボマッサージや足踏みマッサージで身体の疲れをほぐす
・タイ式エステ
タイの伝統医学で、頭からつま先までストレッチやマッサージをしながらほぐす。女性店員と二人で密着して行うストレッチもあり
合法的なお店は基本的に性的サービスはありませんが、中には手コキや本番可能なお店も。お店によりますがチャイエスでの本番行為は、客やスタッフからの申し出と追加料金を払うことによって許可されます。
しかし、売春防止法違反で逮捕されたり、慰謝料を請求されたりする恐れもあるため、非常に危険です。
※1:女性セラピストが泡を纏い、自分の体を密着させて男性客の全身を丁寧に洗う
援デリ
援デリとは援助交際デリバリーの略で、男性の元に女性を派遣し、援助交際(本番行為)をさせる違法風俗業のことです。
援デリで働く女性の中には、18歳以下の女の子も存在します。援デリはキャッチ行為をしない代わりに、ネット上の掲示板や出会い系サイトを利用して集客。援助交際目的の男性と連絡を取り、待ち合わせ場所を決めて女の子を派遣させます。
しかし、売春防止法や風営法、児童ポルノ禁止法に違反し、利用した男性側も逮捕される可能性があります。
また、援デリの売春組織に暴力団や危ない人が関わっていることもあり、注意が必要です。
▼援デリの詳細を詳しく解説▼
援デリとは?被害に遭わない方法や見分け方を独自視点で解説!
デートクラブ
デートクラブとは、男性会員と女性会員を紹介し、初回デートのセッティングをしてくれるサービスのことです。デートクラブの他に「交際クラブ」「パパ活クラブ」「DJ」と呼ばれることも。
18歳以上の男女が登録可能です。初回デートで相手と顔合わせをし、気が合えば連絡先を交換します。2回目以降は自由に恋愛を楽しむという流れです。
また、デートクラブを利用してデートすると、女性は男性からお手当がもらえます。しかし、デートクラブはあくまで自由恋愛であり、違法ではありません。
サービス側がデート場所やホテルを指示することはなく、行動内容はそれぞれ利用者本人に任せられます。
違法ではないデートクラブですが、運営時に営業許可の届け出が必要になるため、利用するときはしっかりとチェックしましょう。
裏風俗の危険性
裏風俗は危険が多く、以下のような危険性があります。
・逮捕される恐れがある
・18歳以下の女の子が紛れている
・女の子が写真と全く違う
・性病にかかりやすい
・危ない人が経営している
それぞれ詳しく解説します。
逮捕される恐れがある
先でも解説しましたが、裏風俗は正式な許可や届け出をしていない違法風俗店です。警察に摘発された場合、利用者が逮捕される可能性もあります。
まず、警察は違法風俗店を摘発する前に、お店の違法行為をチェックします。
【主な違法行為一覧】
・警察に届出を提出せず、無許可で営業する
・深夜に営業する(店舗型風俗店のみ)
・営業禁止区域で営業する(店舗型風俗店のみ)
・在留資格なしの外国人に接客させる
・売春をしている
・18歳未満の女の子に接客させる
・公然わいせつをしている
以上に当てはまる数が多いほど、罪が重くなるでしょう。
客として何も知らずに利用した場合、逮捕されないこともありますが、任意での事情聴取を求められることも。事情聴取をきっかけに、身内に裏風俗を利用したことがバレて、家族関係が崩壊するかもしれません。
18歳以下の女の子が紛れている
一般的な風俗店では、面接のときに年齢をチェックできる書類の提出を義務付けています。
しかし、裏風俗店では、「若い子を使ってでもお金を儲けたい」という考えから面接時に年齢をチェックしないケースも少なくありません。中には、18歳以下の女の子だと知りながら働かせるお店も。
もしも、18歳以下の女の子と性行為をした場合、青少年保護育成条例違反として逮捕される恐れがあります。
裏風俗は、人生を悪い方向へ一転させてしまう危険性が潜んでいるのです。
女の子が写真と全く違う
裏風俗を利用すると、「指名した女の子が写真と全く違う…」ということも。裏風俗を経営している人は、「少しでも多くお金を儲けたい」と考えています。
一方、風俗を利用する男性は、女の子の見た目を重要視していることがほとんど。つまり、宣材写真の仕上がり加減によって指名されるかどうかが決まるのです。
1人でも多く指名されるようにするため、加工や偽造でかわいい女の子の写真に仕上げます。裏風俗では、正規風俗店の面接で落ち続けている女の子を雇っているケースが多いようです。
裏風俗でしか働けない女の子だけでなく、不法滞在中の外国人や明らかに年齢を偽っている女性もいます。実際に指名するまで女の子の見た目がわからないと思ったほうがよいでしょう。
性病にかかりやすい
裏風俗では、定期的な性感染症検査が行われていないことがほとんどです。感染しても発見が遅く、多くの利用客に性病を広めてしまうケースも珍しくありません。
中には、性病に感染した状態で働き続ける女性も。一般的な風俗店では、在籍する女性に月に1回性感染症検査を義務付けています。
「お客さんに性病を感染させた」と噂になり、利用客が減ってしまう恐れがあるため、一般的な風俗では徹底した性病検査を行っているのです。
また、裏風俗ではコンドームなしで本番行為をするため、性病にかかるリスクが高いといわれています。
怪しい人達が経営している
裏風俗を経営している人の中には、暴力団やヤクザといった危ない人たちも存在します。
暴力団やヤクザは、国に営業許可の届け出を提出しても受理されないため、そのまま許可を得ずに違法店を経営しているケースが多いようです。
裏風俗は、お金儲けを目的とした危ない人が経営していることが多い、と認識したほうがよいでしょう。危ない人が経営している裏風俗はトラブルに巻き込まれやすく、問題を起こすと何をされるかわかりません。
経営者に監禁されたり、命に関わる事件に巻き込まれたりする恐れもあるため、利用を避けましょう。
安全な風俗店を見つけるコツ
では、どのように安全な風俗店を見極めればよいのでしょうか?
安全な風俗店は、風俗店のホームページや口コミで見極められます。
性感染症検査を義務付けている
安全な風俗店では、必ず定期的な性感染症検査を義務付けています。性感染症検査を徹底しているお店では、月1回ペースで検査を行っていることがほとんどです。
安全な風俗店は、お店の入り口やホームページに定期検査実施証明書を掲載したり、性病・性感染症検査に関する情報を記載したりしています。
お店の入り口やホームページに注目し、性病の定期検査をしている風俗店であるかどうかをチェックしましょう。安全管理が徹底されている風俗店は性病にかかるリスクが低いため、安心して利用できます。
営業の届け出が明記されている
営業許可の届け出をしていない違法風俗店は、ホームページに営業の届け出を明記せず、情報も更新していないことがほとんどです。
ホームページの情報が定期的に更新されているのであれば、現在も運営していると判断できます。
また、大手の風俗ポータルサイトに登録している風俗店は、厳しい審査を通過した安全なお店である可能性が高いです。
良い口コミが多い
風俗の口コミサイトには、実際に利用した方のリアルな感想が掲載されています。ただし、口コミをすべて信じてしまうのは危険ですので、あくまでも参考程度に考えるとよいでしょう。
悪質な口コミが多い風俗店を見つけた場合、情報通りのお店である可能性が高いため、避けたほうが安全です。
また、口コミがない風俗店は、お店側が口コミを書かれないように操作している可能性があります。安全に遊びたい場合、口コミが多く掲載されている風俗店を選ぶと、失敗しにくいでしょう。
裏風俗は危険でリスクが高い!安全な風俗店で遊ぶのがおすすめ!
国に営業許可の届出を提出していない違法風俗店は多く存在し、利用するとトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
性感染症検査が実施されていない風俗店も多く、性病のリスクも非常に高いです。
また、裏風俗を利用することで、トラブルに巻き込まれたり逮捕されたりする恐れもあります。
気になる風俗店を見つけたときは、ホームページで営業許可の届け出を確認し、性感染症検査の情報や口コミ評判をチェックしましょう。